演劇を始めたいけど、何から始めればいいのかわからない・・・そんな人の為に王道の演劇の始め方を紹介しています。社会人になってから演劇を始める人もたくさんいますので、今更かな・・・とか遅すぎたかな・・・なんて及び腰にならずに、是非ここで紹介している方法を試して、演劇の世界に飛び込んでみてください!
なお演劇への関わり方は、音響や美術、大道具など様々ありますが、演劇を始めたいと言う人のほとんどは、大前提として役者として演劇を始めたい人なので、ここでは除外しておきます。
演劇と一口に言っても、【演劇の種類】で紹介したように、大衆演劇・商業演劇・音楽劇・ミュージカル・人形劇・能・歌舞伎・・・演劇には実にさまざまなジャンルがあります。自分がやりたい演劇のジャンルを見つけ、努力の方向性を定めましょう。
現時点で自分のやりたいジャンルがはっきりしている場合は次のステップに進んでください。
漠然と演劇がやりたいという思いがあるけど、方向性は定まっていない場合は、まずたくさんの観劇を楽しむことが大切です。ただ公演のチケットは映画のチケットの2倍3倍くらいと頻繁に買うとなると出費がかさみますので、まずはオンラインでの配信などで、さまざまな演劇作品を観て、自分の好みや興味を探りましょう。
自分のやりたい演劇のジャンルがはっきりしたら、演技、舞台技術、演出、脚本など、その演劇ジャンルに関する基礎知識を身につけましょう。インターネットで調べても良いですが、個人的には基本書を一冊購入して、体系的に学ぶことをおすすめします。
演劇の基礎知識を学んだら、初心者向けの演劇教室やワークショップに参加して、演技の基本を学びましょう。仲間と一緒に練習することで、よりモチベーション高く演劇に取り組めます。
料金については月額1000円から3000円程度ですが、まずは無料体験から始めることをおすすめします。
ある程度の経験と技術を身につけたら、オーディションを受けてみましょう。劇団や地域の演劇団体などが、オーディションを開催しています。
ただ劇団のオーディションを受ける際、劇団の公演の組み方が自分のライフスタイルが合っているかどうかも重要です。というのも、ほとんどの人は本業は別の仕事をしながら演劇をやろうと考えていると思います。
大抵の劇団はそういった人の都合に合わせて土日休みに公演を打っているので、休日が土日固定でないような仕事をしていると、受け入れてくれる劇団はガクッと減ります。劇団が求めているのは、演技力以前に公演に出られる人なので、その前提が満たせないとどうしても入団は厳しくなるんですね・・・。
土日休み以外でも、台本を覚える時間もしっかり確保しなければいけません。社会人として本格的に演劇を始める場合は、今まで自由に使えていた時間の大部分を演劇に捧げなければいけないので、オーディションを受ける前に、その覚悟があるかどうか自問自答してみましょう。
劇団に入ることが出来たら、いよいよ演劇ライフの始まりです!
演劇は継続的に学び、練習することで、より上達します。演技力を磨くだけでなく、演劇に関する知識や技術も日々向上させていきましょう。SNSで業界人の方々をフォローしておくと良いですよ。
演劇は多くの人と協力して作品を創り上げる楽しさがあります。演劇に対する情熱と根気強さが、成功への鍵である、失敗や挫折を恐れず、前向きな気持ちで取り組むことが大切です。
演劇を楽しみながら、自分の才能を伸ばしていってくださいね♪